Miamiの日差しは強い

Miami Univ. にDr. Jaqques Morcosの手術を見学に来ました。

残念ながら、下垂体腫瘍(preop.Dx = craniopharyngeoma)のtrans-sphenoidal でしたが、bimanualで前頭葉,ACAに癒着した腫瘍被膜を上手く取ってました。

どこが上手いかということですが、blunt dissectionのネットリ具合というか、結局良性腫瘍はこれに尽きるのではないかと思うのです。
つまり、いかに正常組織の引き延ばされ具合を極小にして、腫瘍が何となく、くも膜なり、軟膜なり、gliosis planeからずるりと剥がれてくるようにするか。
そのために、正常組織、あるいは残す組織にカウンタープレッシャーをどうかけて、どの方向に、どれくらいの速度・加速度で引けばいいか、ということなのです。
これはなかなか文字として表すのは難しいので、見て学び、やってみて指導されというプロセスがどうしても必要なのではと思います。

またこの意味で森田先生のところで勉強させていただいている意味があるわけです。