スタッフの血縁

今回はICUスタッフの親戚の手術をさせていただきました。

NTTに異動になって8年目になりますが、8年前からお世話になっているスタッフから血縁の方をご紹介いただけるというのは、外科医冥利に尽きます。

脳外科の患者さんは、NTTでは術後ICUで一応経過を見ることになっており、病名とICUに入る時間とで、手術がスムーズに進行したかどうかというのは分かってしまうと思うと、やっぱり緊張します。

しかも、年始の同僚のご母堂同様、"簡単ではない"疾患で、ドパミンやらエンドルフィンやらいろいろなchemical mediatorが出まくっていたのか、終わった後は心地よいぐったり感。

90%以上の手術は、ほとんど大脳を使わずにやっているような感じさえあるので、たまには緊張も必要と再確認しました。