独りよがりはー

昨日は進行性脳卒中の患者さんがいて、バイパスの手術を行いましたが、
業界では"Time is brain"と言われるように、時間が経てば、それだけ神経細胞が死滅すると考えられてます。
手術になるような方では、実際には体液(循環血液量)や血圧、薬剤の影響など、脳の循環に作用する因子がいくつかあると思われますが、いざ手術となれば、急いでやらねばとなる訳です。

緊急の場合に手術を担当してくださる看護師さんは、脳外科手術に慣れている場合もあれば、そうでない場合もあり、昨日はまだそれほど血行再建には慣れていない若手でした。
こっちは、かなり無茶振りで器械を要求するので、申し訳ないなあとは思ってましたが、今朝起きたら、FBに凹んだとアップされており、「やってしまった!!」感満載...。

手術って、医龍を引くのは憚られますが、jazzのセッションみたいなところがあるので、他の人とうまく波長を合わせてやると、不謹慎ながら本当に楽しいんだけど、昨日は完全にテンポ外してたみたいです。
経験不足のスタッフもうまく引き上げてレベルアップさせられるような、そんな手術がしたいものです。