製薬会社さん後援勉強会 2件目

続いて、文京脳腫瘍研究会「獣医領域の脳神経外科手術」
を拝聴して来ました。

途中からだったこともありますが、
実際の診療に役立つことはあまりなかったですが、
森田教授から、informed consentはどうされてますか?という感じの質問。
犬猫の脳腫瘍の診断や予後がようやく分かってきたところなので、具体的な説明がまず難しいということ。

せっかくなので、リハビリに関してどうしているのかを訊いてみたところ、
体系的に行っているということはなく、看護師などが拘縮予防のROM運動などを行うということだった。

患畜のために動物実験を行うことに倫理的な問題はないのか、という質問は興味深いとおもったが、獣医学的に大きい問題のようで、動物のwelfareが重視されはじめてから獣医になった方は、直接的な処置の経験が少ないという、ヒトの外科領域と同じような問題がある様子。


....数万人単位で虐殺が行われる海外を見るまでもなく、3万人弱の自殺者が出る国で、大枚はたいて犬猫の脳外科手術という不思議... まあ、小型未破裂脳動脈瘤やらも同列だが。