医師が「やりたい手術」「本当はやりたくない手術」(週刊現代)

病院内のコンビニに行った際に、タイトルが目にとまったので、思わず手に取ってみたら、やっぱりありました。脳外科の手術。

やりたい手術:2mm程度の未破裂脳動脈瘤
って、と目が点になりますが、誰がやりたいのでしょうか!?

2mmの動脈瘤くも膜下出血を起こさない、と言い切れないところがつらいところですが、たまたま見つかった2mmの動脈瘤が出血を起こす危険性は年間300人に1人もいないでしょう。
(SUAVe研究という小型動脈瘤の研究で"4"mm未満の動脈瘤が出血したのは258人のうち2人)
すなわち、"1件のくも膜下出血を防ぐのに300人治療しなければいけない=7億円で1件の出血を防げる"ということになります。
脳外科医はアホばかりなのか、という話になります。

しかも2mmの動脈瘤を綺麗に閉鎖するのは、実は技術的には結構難しいので、全く手術を知らない医者が書いているのでしょうか?


ちなみにやりたくない手術には
"3cmを越える動脈瘤、頭蓋底腫瘍"
とありましたが、実態は
「やってみたいけど、経験も技術もないからできない」手術なのでは?