深夜の急患

深夜1:40に救急call.

近所の心臓外科単科病院で心臓外科手術後、heparin, warfarin, aspirin投与中の患者が意識障害
そこの病院の医者がフィルムを持ってきているらしい。

当直医の説明も、後頭蓋窩に血腫があること以外は要領を得ず、取りあえず写メしてもらう。

心臓側としては抗凝固薬を止めると血栓を起こして死ぬかもしれない、ということだが、脳の方はこのままだと確実に死にます、という状態だったので、薬剤を中和してもらうようにして病院へ。

病院に着いたら、丁度搬送されてきてCTを撮影中だったが、意識レベルはIII-300/GCS.
やばいです、助かっても植物状態か!?
ちょっと、話が違うけど、仕方ない。

今日も手術室のスタッフが素早く準備してくれ、緊急で血腫除去。
開頭術だったが、血腫は予想通り凝固しておらず、かつ止血はされていたみたいなので、50分強で手術終了。
後は天に祈るのみで、当直に任せて帰宅(6:40AM)

午後に見に行ったら、手は握れたので、そのうち覚めてくるだろうと期待。

しかし、血液内科と、心臓のオペ後の患者はは出血傾向+で脳外科手術には天敵だわい。