IC bifurcation aneurysm

今日は6mmの内頚動脈分岐部瘤に対するクリッピングです。

ここは必ず周囲に穿通枝とかHeubnerが絡んでいて、かつ前有孔質に動脈瘤が埋没していることがしばしばあるので、ちょっと難しめです。
最近では谷川先生らのanterior temporal approachが丁度、この当たりを見るのに適しているので、今日もそうしました。
どうしても前頭葉のretractionが強くなりがちで、superficial Sylvian veinが牽引されるため、静脈灌流が悪くなる可能性を考えてやる必要があります。

本日は、blebがあるということも、治療となった理由の一つですが、手前に向かっているblebが脳内に埋没しており、なかなかストレスでしたが、上手く閉塞可能でした。

唯一、助手がBioPexを作成するタイミングが悪く、税金を無駄に使ってしまったのが悔やまれます。