動脈瘤セミナー

大塚製薬主催のライブセミナーに参加。

上山先生はまさにlast hopeなので、うまくいかなかった症例を提示されても非難されない数少ない先生であり、そのような症例こそ勉強になるわけです。
前にも提示されていたcaseですが、脳底動脈本幹を遮断すると血栓化を起こして、死亡した症例とか、巨大ICPC (細いP1)でPcomを盲端にすると、Pcom自体が血栓化して穿通枝が全滅した症例は参考になる。

最近の大型例のビデオが垂れ込みが多いのはDAPTが入っているからか。症例に応じてアルガトロバンやヘパリンを用いているというのも勉強になるが、これは高度に硬膜外の止血・吸引の技術がないとdisasterになるので、十分に注意が必要。

Double headerで文京脳腫瘍研究会に参加してきたが、なかなか3科合同手術というのは敷居が高い。ただこの手の分野こそ3D printingや3D合成画像が役立ちそうであった。